月収100万円でも幸せにならなかった経験【結局、何が幸せなのか?】

peace メンタル

こんにちは。オリトです。

この記事は、こんな人に向けて書いています。

  • 今の月収が100万円に満たない人
  • これから「稼ぎたい!」と思っている人
  • 同世代と差をつけて輝きたいと思っている人
  • 幸せを手に入れるために収入が欲しい人
  • 幸せってなんだろ?と悩んでいる人

など、特に学生〜20代社会人の方向けです。

すでにネットで稼ぎまくっていたり、不労所得があり、生活に不満の無い方には必要ありません。

 

稼ぎたい! は当然だが…

あなたは、月にいくら稼ぎたいですか?

30万円?50万円?100万円?1000万円?

いやいや、億万長者のように数億でしょうか?

   

では質問を変えてみます。

あなたは、月にいくら稼げば幸せをキープできますか?

   

   

すぐにはっきり答えられる方は少ないと思います。

   

正解はありませんが、考えたことのない人は、深く考えてみると後々人生が充実してくるはずです。

僕の経験として、”自分の幸せの基準”がないと、月いくら稼ごうが幸せは感じられません。

ちょっとストーリーにしてみたので、読んでもらえたら嬉しいです。

月収11万円から月収106万円へ。

僕は専門学校を卒業後、就職しないことにした。

高校生の頃から趣味で続けていた、自転車競技(詳しくは書きません)をやり切りたかったからだった。

フリーターとしてアルバイトをしながら、その競技に打ち込んだ。

半年に1度くらい大会に出場して3年間を過ごした。

21才から24才までだった。

フリーターの時の収入は、少ない時は月11万円。

競技の練習時間を確保しないといけなかったから、バイトのシフトもあんまり入れない。

実家に住んでいたからなんとか生活できたけど、競技の消耗品が高くて贅沢できなかったので、ネットで買った200円の白無地のTシャツを毎日着ていた。ズボンはGUの1500円くらいのジーパン。その上下を3セットくらい用意していた。

「お前いつも同じ服だな 笑」と先輩からバカにされて悔しかった。

お金がないので友達と遊ぶこともなかった。

3年間、めちゃくちゃ練習した。練習しすぎて腰を壊して、歩けなくなった時もあった。

病院や整骨院に通っても半年近く治らなくて、ひどい時は常に痛すぎて睡眠ができなくなり、鬱になりそうだった。

   

そんなこともありながら、なんとか腰を治して、諦めずに練習を続けた。

  

とある大会で、”オープンクラス”というプロとアマが一緒に競えるクラスがあった。

その大会で、プロ達を抑えて2位に入賞した。

めちゃくちゃ嬉しかった。

今まで、必死に練習しても結果が出ず悔しくて泣きながら練習した日もあったから、すごい感動だった。今思い出しても泣いてしまう。

   

ただ、その道で仕事をしたいとは思っていなかった。

「プロにも勝ったし、そろそろ就職するかー」と思って仕事を探し始めた。

そのスポーツの繋がりの人から就職先の紹介がもらえた。

話を聞いてみたら、僕がやりたいとは思っていなかった”営業職”。

「え、向いてなさそうだし、嫌だな」と思ったけど、そんな逃げ腰の自分がもっと嫌で、克服したくて入社を希望した。

  

激務だった。

ひどい時は会社の事務所に3泊して資料を作り上げた。近くの漫画喫茶でシャワーだけ借りて、ドンキホーテで下着を買って過ごした。

それでも「辞める」という選択肢が頭に無かったのは、根性があったのか、ただのバカだったのか…。笑

ただ、その分給料は良かった。3年目には月収100万円を超えた。

106万

この時の興奮はハンパじゃなかった!

何のビジネスの能力もない自分が、1ヶ月で100万円稼いでしまった。

「俺が、月収100万?!やべー、どうしよー」と浮かれる始末。

   

LEXUS LS460という車をローンを組んで買って、女の子と遊び、欲しいものはどんどん買った。

今思えば”金持ってますアピール”もしていたと思う…。痛々しい。。

  

  

でも結局、幸せじゃなかった。なんか虚しい。

仕事も別に楽しいわけじゃない。辛いことの対価としてお金をもらっている感じがした。

「もしかして、月収11万円のあの時代の方が、充実していたんじゃないか…?」

そこで真剣に考え始めることになる。

「俺にとって幸せってなんだろ?」

  

幸せとお金を考えた結果

まず、”幸せ”ってなんでしょう?

僕の考えでは、幸せは、”自分の心の状態”に他ならないと思いました。

例えば、あなたが突然こう宣告されたとします。「今日から1週間、毎日このおにぎり1個しか食べられません。」

これは”不幸”と感じますか?

  

でも、貧困で飢えていて、本当に死ぬかどうかの状況に置かれている人が同じことを言われたら、”幸せ”を感じると思うんです。「毎日おにぎりを食べられるんですか?」って。

極端な例えですが、おにぎり1個がどうこうではなく、「何があれば”幸せ”が手に入るか」という考え方自体がおかしいということです。

”幸せ”はあくまで”心の状態”なので、自分の心のあり方が変われば、今の状況を変えなくても幸せは感じられます。

ちょっと宗教チックに聞こえるかもしれませんが。

  

また、こんな考え方もできます。

あなた以外の人間が存在していなかったら?

あなたは、自分が幸せかどうかの基準がわからなくなるのではないでしょうか。

「あの子は可愛くてモテていいな〜」とか、「あいつはネットで稼いで旅行とかしてていいなー」とか、「フォロワー多くていいなー」とか、

結局はみんな、自分が見ている他者と勝手に比較して、自分が幸せかどうかを確認しているんです。

この心のあり方を変えないと、いくらモテても、稼いでも、フォロワーが増えても、幸せにはなりません。

   

僕が実践して、幸せを感じやすくなったコツがあります。

日々の些細なことに”感謝する”ことです。

  

「え?何だよそれ…くだらない。なんか聞いたことある古臭い言葉だし。」

と感じる人もいると思いますが、結局のところ「ありがたい」と思えないなら、心は幸せを感じていないわけです。

些細なことにも感謝できる人というのは、「いつも明るく接してくれてありがとう」「洗い物やってくれてありがとう」「生んでくれてありがとう」と思い、心は幸せを感じています。

これは一番大きな差です。

同じ事が目の前で起きていても、幸せと感じるかどうかが違うんです。

お金のことを考える前に、一度しっかり考えないと、自分の中の幸せの軸が出来上がりません。

”あなたの幸せの基準”を常に考え続ける必要があります。

  

お金の話に戻ります

さて、そうは言ったものの、です。

基本的にはお金がなければ生活できませんよね。

   

ただ、生活水準を上げなければ15〜20万円くらいで生活できます。(一人暮らしなら)

その中で幸せが感じられるなら、別に稼がなくても良いと思います。

  

僕の場合は今、大切な妻と子供がいるので、妻と2人合わせて40万円くらいの収入があれば、まず幸せに暮らせると考えています。

2人とも物欲は落ち着いているので、出費も少ないです。僕はお酒もギャンブルも好きじゃないので、お金を使うところは少ないです。

ただ、”時間”はもっとほしい。

将来、子供と妻と、3人で色んなところに出かけて、色んなものを見たい。感動したい。

なので、”時間の自由”は僕の幸せの基準につながることです。

  

”時間の自由”を手に入れるには、

  • 働く時間を選べる
  • 働く場所を選べる
  • ある程度の期間なら働かなくても収入が入るシステムを作れる

これだ、と決めました。

「時間」と「場所」だけは、クラウドソーシングなどで解決できます。

ただ、「働いていない時間にも収入が入るシステム」だけは、一朝一夕には手に入りません。

これを作るにはどうしたらいいか、考えました。

これについては、「ネットで価値を配信する」という結論になりました。

(ブロガー、YouTuber含む)

残念ながらそのスキルは今無いので、試行錯誤しながら模索中です。

ただ、時間はかかるけど実現できるな という感覚だけを頼りにしています。

長い目で見て、自分で価値を作れる人間にならないと自由に生きていけません。

そのための努力に集中することが必要だと考えます。

  

最後に

人生とは何か、というのも自分なりに定義を作り続けていくと、日々が充実すると思います。

  

結局、それまでの人生がどれだけ幸せだろうが、不幸だろうが、素晴らしい人だろうが反愛車だろうが、長くても100年くらい生きて死ぬわけです。

じゃあ自分は何のために生きよう?

これも考えると面白いテーマですよね。

僕は、以下のことを目指しています。

  • 僕が生きたことで、世界が少しでも良くなること
  • 死ぬ瞬間に「楽しかったなー」と思えること
  • 死ぬ瞬間に「ああしておけば良かったな…」と後悔しないこと
  • 子供の成長を見守り、家族が充実した人生を送れること

「このために生きる」と決めてしまうと、日常の色々なところで判断が早くなりますし、自分の頭で考えて決めていけます。

悩みが多い人は、人生観と幸せの定義から考え始めてはどうでしょうか?

  

  

今回の記事は以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

誰かのお役に立てたら幸いです。DMなどもお待ちしております。

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