今回は、神経質でストレスを溜めやすかった僕が、
ストレスを激減させて楽になれた方法をお伝えしたいと思います。
○○と○○を切り離したら、ストレスが激減した!
早速ネタバレですが、
“事実”と”感情”を切り離す
これだけで、人生がだいぶ楽になりました。
具体的に、どう使うのか解説していきます。
コミュニケーションでの例
怒られた・ひどいことを言われた時
例えばあなたが、部活や会社の先輩などから酷いことを言われたとしましょう。
①「お前ぜんぜん使えねーな 笑」
②「なんでそこまで説明しなきゃ分からないんだよ!」
こんなことを言われたとします。
こういう発言を感情的にされたとき、ストレスを感じやすいですよね?
例えば①ですが、
「お前ぜんぜん使えねーな 笑」
と言われて、カッとなって怒ったり、「自分は全然ダメなんだな…」と落ち込む前に、一度落ち着いて考えてみましょう。
事実と感情を切り離して考えます。
▶︎事実を考える
- 「”使えない”というのは、どこで役に立てなかったという意味だろう?」
- 「本当に自分の能力が低いのかな?それとも、先輩が威張りたいから、自分をバカにしているだけかな?」
- 「役に立てない部分があるなら、改善すればいいな。」
以上が、事実を考える ということです。
続いて、感情について考えます。
▶︎感情を考える
- 「なんで自分はイラっとしたんだろう?」→ 事実ではなくて、言い方が癇に障っただけだから、気にする必要がない。
- 「怒りの感情で疲れてしまったなぁ。」→ いちいち怒ってもエネルギーがもったいないので、プラスの感情にエネルギーを使う。
- 「くそ!何か言い返してやりたい。」→ 言い返すと言い合いが終わらなくなる可能性があり、何の得にもならないからやめておく。
このように頭の中を整理します。
②の「なんでそこまで説明しなきゃ分からないんだよ!」
これも同じように考えてみましょう。
▶︎事実を考える
- 「説明しなくても分かるくらい、気を遣って行動する必要はあったな。改善しよう。」
- 「明らかに先輩の指示不足だから、これは自分のせいではなく、先輩の問題だな。波風立てない程度に受け流しておこう。」
- 「次回からこの先輩の機嫌をコントロールして、機嫌を良くしてから相談しようかな。どうにもならなければ上司に報告しよう。」
▶︎感情を考える
- 「怒鳴られてびっくりしたな。」→ 自分まで引っ張られて嫌な気持ちになるともったいないので、気にしないことにする。
- 「ああいう風に感情を剥き出しにすると後輩も働きにくくなるな。」→ 自分は感情的にならないようにする と決める。
このように、一旦、冷静になって分析するとストレスは減らせます。
このあたりがはっきりすると頭が整理されてすっきりします。
人に伝えるときにも意識する
”事実と感情を切り離して考える”というのは、あなたが人に何かを伝える時にも役に立ちます。
例えば、相手の失礼な発言などに対して、イラッとして言い返したくなったときなど。
例)
パートナーから、「なんでLINEの返事遅いの?!」と言われたとします。
「友達と飲んでる最中に、そんなに頻繁にケータイなんか触ってられるか!」
…と言いたくなるかもしれません。一旦深呼吸しましょう。笑
▶︎事実を考える
- 「自分には悪気はないし、やましいことも無いよな。」
- 「心配をしてくれたことはありがたい。」
- 「確かに、こんな遅い時間まで連絡なしで外で飲んでいたら心配になるかもな。」
感情を考える
- 「カッっとなって言い返して、余計ヒートアップさせるところだった…。」→ ちゃんと落ち着いて話す場を作るようにする。
- 「相手に怒られたのはもっともだから、否定できなくて感情的になってしまったんじゃないか?」→ 相手の主張には、フラットな気持ちで耳を傾けるようにする。
など、自分のことも冷静に考えると、ちゃんと反省もしながら相手への主張もできます。
選択に迷っている時などの例
例① 相手に伝えにくいこと
例えばあなたの身近な人に、ワキガの人がいたとします。
近くの席に座らないといけない人は、いつもキツそうです。
みんな、本人に言いたいけど、言いづらくて結局一日一日が過ぎていきます…。
「本人に伝えてあげたいけど、言ったら言ったで落ち込んだり、怒ったりしないかなぁ…。」
こんな時も、事実と感情の観点で考えてみましょう。
▶︎事実
- 言って、相手が怒ってしまうかどうかはわからない
- 臭くてきついと感じている人は多い
- 本人が気がついていないと、結局本人が損をする
- 雑な伝え方で相手を傷つけるのは良くない
- 自分と相手の関係は悪くない
- 最悪、関係が悪くなっても仕事に影響はない
▶︎感情
- 「相手が傷つかないだろうか?」→ 傷つけない言い方を考える。”傷つけたくないけどあなたのためを思って話している”ことを理解してもらう。
- 「怒られないかな?」→ 丁寧に伝えても怒るような人なら、”怒られても仕方ない”と腹を括るか、”伝えない”と決める。
この場合だと、元々の関係が悪くなければ、”あなたのためを考えていますよ”というのが伝わる話し方をすると良さそうですね。
例② 人生の選択で迷う時
次は、”転職するべきかどうか?”という例で書きます。
会社も衰退してきているし、労働時間もかなり長い。
自分のワクワクできる仕事でもないから転職したいけど、大丈夫かなぁ。
周りの目も気になるなぁ…。誰に相談したら良いんだろう。
さて、この問題も事実と感情を切り離して考えてみましょう。
▶︎事実
- 労働時間が長く、家族との時間が取れない
- 自分が成長できる仕事内容ではない
- 給料は良いが、減っても生活にはそこまで支障がない
- 転職先が見つかる保証はない
▶︎感情
- 「やめると言ったら周りからなんて言われるだろう…。」→ ネガティブな発言や攻撃を受けたとして、辞めた先のことに影響が無いなら気にする必要がない。
- 「誰に相談したらいいんだろう…。」→ 何を、どうして相談するのかはっきりさせる。相談することにデメリットがあるか、相談するなら誰が信頼できるか、をはっきりさせる。
- 「今までの付き合いが無くなるのは寂しいなぁ。」→”寂しさ”と”働き方を変えるチャンス”のどちらを選ぶのか決める。本当に大切な知り合いはその後も連絡を取れるようにしておく。
- 「転職先が見つかるか不安だなぁ。」→ 転職サイトに登録したり、知り合いに仕事を紹介してもらえないか聞いたりして、転職先を探す。自分の希望と比較しながら、どのくらい転職先がありそうか把握する。
僕は転職の際、このような考え方をして、決めました。
”なぜ不安なのか?”を明確にする
紙に書き出すだけでも、頭の中がすごく整理されますよ。
まとめ
では、まとめです。
大切なポイントは、こちらです。
とはいえ、サイボーグみたいに何も感じず、冷静になれるわけではありませんよね。
僕は根が神経質なので、”イラッとしている自分”は、一旦受け入れてあげます。認めた方が気持ちが楽です。
頭の中の”もう1人の自分”から、
まぁまぁ、感情的になるのは仕方ないよね。
でも、一旦落ち着いて頭を整理した方が、
まわりの人にとっても、自分にとっても得だと思うよ。
そう語りかけるようにしています。
馬鹿らしいと思うかもしれませんが、かなり効果があります。
”ストレスを感じている自分に対してストレスを感じる”という状態になると抜け出せなくなるので、自分を受け止めてあげるのも大切です。
自分なりのストレス対処法を見つけて、生きやすい人生にしていきましょう!
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