今回はちきりんさんの本、”自分のアタマで考えよう”を読んだ感想と書評を書きます。
たしか、ブロガーのマナブさんがYouTubeで紹介していたので購入しました。
著者
ちきりん(Chikirin)
社会派ブロガー と呼ばれています。
証券会社で働く → 米国での大学院留学 → 外資系企業勤務 → 2011年から文筆活動に専念
「Chikirinの日記」というブログを2005年から書いていらっしゃるようです。
経歴からでも凄さが伝わってきますが…。
ちなみに他の書籍もベストセラーになっています。
書評
最初はこの本のタイトルに惹かれました。
自分の悩みの一つとして、
- 考え方が浅い気がする。
- 情報を集めたはいいが、発展しないことが多く、身になっていない。
- 自分の意見を言う場面で、「あんまり深く考えられていないのでは?」と自分自身に対して思うことがある。
こんな気持ちになることが多く、モヤモヤとしていた状態だったので、この本のタイトルにはビビっときて購入しました。
この本で得られたものは、
- 情報収集をする際の注意点
- 情報を頭の中に保管しやすくする方法
- 情報から自分の意見をまとめる考え方
このあたりです。
当たり前のことですが、インターネット上の情報は誰が発信しているかわからないことも多く、正確性に欠ける情報も多いです。
また、新聞やニュースであったとしても、情報の伝え方が大げさであったり、スケールをうまく変えて不安を煽ったりすることがあります。
そんな情報に流されないようにしましょう という内容も書かれています。
また、情報収集した後に、「次にこんな情報が来たら、今回得た情報と合わせてどんな結論が出せるだろう?」とあらかじめ考えておくことで、得た情報を頭の中から引っ張り出しやすいようにする方法もありました。
これはとても便利です。
また、ニュースなどで出ている統計や確率(例えば、各国の年齢別の自殺率)などをそのまま受け入れず、「本当にこの統計の考え方は正しいのか?」と疑い、自分の頭で考えて結論を出すプロセスも載っています。
これを読めば、「もっともらしい数字やグラフを鵜呑みにするもんじゃないな。」と分かるはずです。
この本の文章を読んでいると、なるほど、自分の頭で考えて判断をしている人の書いたものは違うな…と圧倒されます。
その辺の、著名人の名言を集めただけの内容の薄っぺらい本とは大違いです。ちきりんさんが”個”として良く伝わってきます。
文章全体は読みやすく、具体例をストーリー風にして紹介しながら情報の取り扱い方について語られているので、飽きることもなかったです。
感想
すごく為になる本でした。1400円では安すぎるくらい。
どれだけ自分が、自分の頭で考えていなかったが分かり、読むほど恥ずかしくなるくらいでした 笑
早く出会いたかった本です。
”考える”とはこういうことなんだな、と実感できたのと同時に、このくらいエネルギーを使って考え続けている人と、そうでない人との間には、そりゃ差が出るのはあたりまえだな と強く思いました。
これは、ビジネスマンでも、SNSを頑張る人でも、ブロガーでも、スポーツ選手でも、だれにでも必要なスキルだと思います。
この読書をしっかり活かしていきます。
コメント
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