会社を退職・転職する時の注意点【29才 営業マンの経験談】

転職 仕事

こんにちは。オリトです。

先日 2019年 9月 27日、上司に退職の意思を伝えました。

初めて務めた会社で、4年半 在籍していました。業務は営業です。

「退職します!」って、なかなか伝えづらいことですよね。緊張しますし、タイミングも冷静に判断しないといけませんから。

オープンな雰囲気の会社ならまだしも、高圧的な上司がいる場合はさらに伝えにくそうですね。

 

退職したばかりの僕としては、”そんなに身構えることはなかったな〜”というのが正直な感想です。

ただ、振り返ってみて、「これは気をつけておいてよかった」「もう少しこうすればスムーズだったな」と思ったことがあったので、記事にしました。

少しでも退職を考えている方の参考になれば幸いです!

  

辞めるなら潔く辞めよう。

 

退職する際に必要だと感じたことをまとめます。

意思が固まるまで上司には伝えない

こちらから説明します。

なかなか「もう絶対にやめる」と意思が固まらず、10%〜90%くらいの気持ちで「もう辞めようかな…。」と考えている状態で上司に相談しても、引き止められるだけです。

ちなみに僕の同僚がそういう状態で上司や社長にまで相談して、結局 半年間辞められませんでした。

そりゃそうですよ。相手の立場を考えればわかりますよね。

辞めたいと言う本人に能力が無かろうが、会社はできるだけ人を逃したく無いですから。

なので、「もう誰に何を言われようと”辞めます”とはっきり言える」という覚悟が決まってから上司に伝えましょう。


仲の良い同僚に相談しない

意外と、簡単にまわりに相談しちゃう人多いんですよね。

ダメです。広まったらそれ以降、働きにくくなります。

本気で信頼できる、口の固い人なら良いと思います。会社との利害より、あなたの人生のことを優先的に考えてくれるような人なら。

覚えておいていただきたいのは、”一度自分の口から外に出たものは、もうコントロールできない”ということです。話すならそのくらいの覚悟で話しましょう。

退職に限らず、これができていない社会人は多いと思います。


タイミングは最低限、会社のことを配慮する

タイミングは難しいですよね。僕も悩みました。

辞めるにしても、できるだけ円満に辞めたいものです。お世話になった人たちも多いはずです。

バックれ だけはやめましょう!笑

何人もバックれした人を見てきましたが、結局自分のためにならないと思います。

仮に、退職の意思を伝えたら暴力を振るわれるかもしれない・監禁されるかもしれない… というほどの恐怖があるなら、良いかもしれませんが。

僕の退職の準備や伝えるタイミングを例に出してみます。

・まず誰にも伝えない状態で、自分の残っている仕事(案件)を整理、把握する。

・次に、自分でないと処理できないものを抜き出し、そこから片付ける。

・物の整理。いらない書類は破棄。私物なども徐々に持ち帰り、最低限の物を残す。

 (PCのデータも)

・新しい仕事を頼まれそうになったら断る(状況による)。

・案件を他人に引き継げるように、Wordで経緯や残っている作業などを記録し、

 誰が見てもわかる状態にしておく。

これで大体2週間くらいかかりました。

また、同時に転職活動も進めていました。

とにかく、”辞めるとなったらすぐ動ける”状態を作っておくことです。

かつ、会社にも迷惑をかけないように、引き継ぎがスムーズに行くよう配慮しましょう。

ここまでやっておけば、後で「こんなにしっかり引き継いでくれたのか」という評価にもなりますし、退職してから連絡が来る可能性もかなり減らせます。

「立つ鳥跡を濁さず」という言葉がある通り、できるだけ迷惑はかけない状態で旅立ちましょう。

何より、社会は思っているより狭いですから、いつかその会社の人と出会ったり、別の形で仕事をしたり、何か縁があるかもしれません。

その時、「ちゃんと引き継いだ人」「配慮できる人」という信用にもなりますから、自分のためにも周囲のためにも最後に頑張ってください。

退職金を確認しておく

どうせ辞めるのであれば、規定通りの退職金はもらうのが当たり前です。

ただ、僕の場合は退職金が出ませんでした。

そういった規定が存在していなかったんです。会社も大企業というわけではなかったので、仕方ないと諦めました。

社内規定が確認できるなら、しっかり確認しておきましょう。

  

理由を明確に話せるようにしておく

これも、当然と言えば当然ですが、いざ「なぜ辞めるの?」と聞かれた時、「ええっと、あのー…」と、どもってしまうと言いくるめられる危険があります。

「まだ意思が固まっていないのかもしれない」と判断されるかもしれません。

理由ははっきり伝えましょう。

僕の例だと以下の通りです。

・やりたい仕事(職種)ではなくなった。

・勤務時間が長過ぎて、子育てを手伝えない。家族を第一に考えたい。

・仕事のストレスは今まで耐えてこれたが、”営業を続けたい”という気持ちが

 無くなってからは、耐えられなくなった。

・実家に戻って、両親に子育てを手伝ってもらう。(実際は決まっていなかった)

こんなところです。

ポイントは、「これは解決できないな」と思わせることです

悪い例は、「ちょっと仕事量が多くてきついので…」とか、「配属先の人と関係が悪くて…」などです。

会社からすれば「じゃあ仕事量を減らすから頑張ろう!」「店舗を異動するからそれなら大丈夫だよね!」など、解決案を出しやすいので、あなたの逃げ道が塞がれるかもしれません。

なので、”家庭の事情”や、”もうこの分野の仕事がしたくない”など、相手を諦めさせる理由が必要ですし、お互いにとっても無駄な時間を使わないのでむしろ優しさだと思います。

あとは、誰に聞かれても同じ答えをする というのも大切です。

社内で噂になった時に、「あれ?私には別の理由を言ってましたよ?」など混乱させてしまうと悪いですし、嘘をついていると思われても面倒でしょうから。


次の仕事が決まっていると伝える

これは本当に重要です。

というか、「次が決まっていない」という状態で辞めることは少ないですよね。金銭面で余裕があるなら別ですが。

と言っておきながら、僕は次の職が決まっていない状態で上司に伝えました

本当に頭がおかしくなりそうな状態だったので、自分の健康を第一に考え、有給が30日あったのでその間に転職できれば良いと判断したからです。

ただ、普通なら転職活動は先に進めておいて、決めておいた方が良いです。

会社からすると「衝動的に”やめたい!”となっているだけじゃないか?」「次が決まっていないなんて心配だから、とりあえず引き止めておこう」と思えるからです。

できればしっかり決めておきたいですが、最悪ウソでも構わないと思います。

別にそのウソで迷惑をかけるわけじゃありませんし、あなたの人生ですから。ドライに行きましょう。

  

人間関係に配慮する

辞める時も、筋は通しておきましょう。

例えばですが、自分の立ち位置がこのようになっていたとします。

社長 > 部長 > 課長 > 自分 > 部下 > 新入社員

この場合だと、最初に退職の意思を伝えるのは「課長」ですよね。

課長 → 部長 → 社長 と話が上がっていくのが筋です。

ただ、何を考えているのか、いきなり社長に話をする輩がいました。

結局、意思も弱い人だったので、社長に引き止められ残りましたが…。

社長にいきなり話してしまったら、「部長」「課長」のメンツを潰すことになりますよね?

社長から課長へ、

社長
社長

「おい○○課長、あいつ辞めたいって俺のとこに来たけど、話聞いてたのか?」

と言われてしまったら、「え?聞いていません…。」としか言えず、

社長から見れば「この課長は人望がないのか…?もしかして課長が原因の退職だったから言えなかったんじゃないだろうな…。」と、いらぬ誤解を与えてしまうことにもなります。

そういう人間関係を考えましょう。


 まとめ

少しでも参考になれば幸いです。

気がついたことがあればこの記事は更新していきますね。

  

最後のアドバイスですが、

”強い気持ちを持つ” ”思いやりを持ちながらも、ドライに考える”

この2つは心に留めておきましょう。

大丈夫です。意外と、自分一人が辞めても会社は回るものです

周囲もすぐ慣れますし。「考えすぎだったな〜」くらいに思えるでしょう。

 

また、僕は前の会社のことが嫌いになったわけではありません。

たしかに仕事量とストレスに耐えられなかったこともあります。

”違う働き方をしたい” ”他の職を通じて成長したい” と思い、転職したのが大きな理由です。

そして、現在は良い環境で働けています。

転職後については、こちらに記事を書いてあるので、よかったら参考にしてみてください。

▶︎ 月収100万円の仕事を辞め、転職した理由とその後の生活【29才 営業マン】

  

自分の人生を充実させるためにも、スムーズな転職を頑張ってください!

  

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